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自宅を法人登記したら会社にバレるのか?起業経験から語るバーチャルオフィスとの比較

こんにちは、OL向け不動産投資コンサルタントの南エリナです。
会社を作る時に一番悩んだのが「本店住所を自宅にするかバーチャルオフィスにするか
でした。

当時勤め先をやめていた私ですらこれだけ悩む問題、副業として法人を作る会社員やOLさんなら
なおのこと悩ましいことかと思います。

自宅を法人登記の本店にした時の場合とバーチャルオフィスにした場合の比較や、住所を借りるメリット・デメリットを、自分の会社(株式会社アニーレ)の事例も含めてまとめてみます。

自宅で法人登記をするとなぜ会社バレのリスクが上がるのか?

ズバリ言っちゃうと
国税庁の法人番号公表サイトで会社名から本店住所が検索できるからです。

この画像はうちの会社を検索した結果です。逆に住所から法人の有無も検索できます。

法人番号検索サイトで住所分かる

例えば副業禁止の場合で疑惑を持たれた際に、会社は従業員であるあなたの住所を知っています。だとすると…
そこで会社が出てくればまあ副業確定だよね…という感じです。

実際のところここ数年の傾向からすれば、副業禁止する企業はだいぶ減ったように思います。調べるのもひと手間だろうしそこまでするのかな?という感覚も正直ありますが…

法人名で自宅住所が分かることの怖さも実際はある

では逆に、法人(会社)を作って副業や賃貸経営をする際のことも考えましょう。

会社になると契約書類に本店含む住所は必ず掲載することになります。その際通常だと、本店住所を書くことになります。
つまり本店を自宅にしている場合、取引の相手先には自宅住所が分かってしまいます

法人で契約時の住所は

▲法人で契約する住所は本店や支店になる(法人 自宅 住所)

もちろん副業だとしても事業なので、自宅や事業場所は隠し続ける方がどうかと思います。取引先や銀行など融資先にとっても自宅を本店にするというのも相手にとって、ある意味安心できる要素はあるでしょう。

でもどうやってもトラブルが起こった際に、自分の住所が身銭一つ削らず(以下補足1参照)…上記サイトで知れてしまうのは大きなデメリットです。

個人事業の起業時代から10年以上経つ私自身、自宅住所を知られて怖かったことが一度はあります。特に女性は心身を守ることが必要なこともあるわけで…
そうでなくても、何をどうやっても通じない真のクレーマーも世の中にはいるのも現実です。

※補足1
ちなみにそもそもですが、会社の登記簿謄本を取られてしまうと、代表取締役自宅住所は掲載されてしまいます
ただよほどのことがない限り、有料の登記情報を取る人は少ないでしょう。実際クレーマーさんもそこまではしませんでした…

レンタルオフィス?バーチャルオフィス?本店登記用住所を借りる長所と短所

そこで登記に本店として登録する住所を借りたいというニーズが出てきます。
レンタルオフィスというのは一般的に登記住所だけでなく、職場として借りる形になります。

近年リモートワークも進んだ結果、事業の規模に合わせて共有スペースで安く借りられるレンタルオフィスも出てきています。
でも実際の仕事場が書類が大量に必要な職種、在庫を管理する職種だとどうしても自宅での業務がメインになります。
その際に「住所だけ借りる」ものがバーチャルオフィスです。

今回はこのバーチャルオフィスについて実体験を含めた解説をします。

バーチャルオフィスで登記用住所を借りるメリット

バーチャルオフィスのメリット・デメリット

  1. 本店住所をバーチャルオフィスにすることで自宅住所を公にせず仕事ができる
  2. 郵便物についてもだいたい転送サービスを活用して自宅でも受け取れる
  3. レンタルオフィスよりは安価に借りられる

1.についてのメリットは特に語ることはない位です。私自身、本店を自宅以外にしていてよかったなーと思う事例は山ほどあります。

2.は転送頻度はバーチャルオフィスによりますが、月1回でもほぼ何とかなっています。ただ荷物の受け取りについては制限があるケースも…
郵便物をやり取りする相手には、急ぎのものや荷物については自宅住所に送るようお願いをしています

3.は執務用のスペースがない分だけ相場的には安価です。

バーチャルオフィスで登記用住所を借りるデメリット

経営判断

 

  1. 銀行口座を作れなかったり作成に時間がかかるケースもある
  2. 郵便物の受け取りでも行政関係の書類は注意が必要

1.については、バーチャルオフィスの手軽さ故に実態のない法人などが多数作られたりしたため、口座開設はやはりハードルが上がります。
開設だけでも時間がかかったり、融資についてもハードルがある可能性もあります。

バーチャルオフィスでも地域活動に根ざしたところを選び、銀行の担当者さんにも
ただの住所借りではなく地域の事業者との交流もあるようなところです」
と説明をしました。また
「真っ当に事業はしますが、小さな子供もいる家庭のため住所をあまり知られたくないため…」
と利用の理由を伝えました。今のところ本店がバーチャルオフィスだからと口座開設もできなかった事例はありません。

2については、取引先に何度伝えても受取不可の「荷物」が本店のバーチャルオフィスに行ってしまったり、不動産取得税の通知が本店住所(不動産登記に記載の住所)に行くので確認が遅れてしまったりなどもあります。年金事務所ともやり取りが発生しましたし…

ただ検索一つで自宅を知られることの重みに比べれば、どれもその都度解決していくしかないというか…それも含めて副業なり事業なんだと考えるようにしています。

自宅を法人登記したら会社バレ?バーチャルオフィスがいい?のまとめ

・自宅で法人登記すると法人番号検索サイトでバレる可能性が高い
・バーチャルオフィスのデメリットは銀行口座や融資。活用理由を説明できるように…
・バーチャルオフィスの最大のメリットは自宅住所を知られないこと
・地域密着型のバーチャルオフィスがあれば解決する可能性も大

【横浜市青葉区・都筑区・緑区に近い方へ】法人登記の解決案

私が代表取締役とする会社でも入っているのが、横浜市青葉区にある「まちなかbizあおば」の
バーチャルオフィスです。
もちろん青葉区以外に住んでいる方でも大丈夫ですので、何とか足を運べるという方は一考の余地ありです。

自分が横浜市青葉区に引っ越してきた2017年当時、「横浜市青葉区 バーチャルオフィス」で探したら出てきたたまプラーザにあるオフィスで、今は都筑区や緑区にも開設されています。
ちょうど2020年から子育てでバタバタしている間に「まちなかbizみどり(中山駅)」「まちなかbizつづき(センター北)」にもできていて規模も大きくなって驚きました!

まちなかbiz(あおば)は地域交流も大切にしているバーチャルオフィスで、交流会やセミナーなども開催されています。
地域で起業された人達とのご縁もでき、地域に根ざしたバーチャルオフィスということで、銀行の方も理解してくださいました。

お近くの方はチェックしてみてくださいね!
まちなかbizあおば

著者情報


OL向け不動産投資アドバイザー 南 エリナ
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