【法人税申告書の書き方】自分でできる?初心者経営者が思う初決算
● 【法人税申告書の書き方】自分でできる?初心者経営者が思う初決算
こんにちは、OL向け不動産投資アドバイザーの南エリナです。
法人を作って初の会社決算。
法人税の申告書作成や決算って自分でできるの?初心者経営者でも大丈夫?
必ずそう思いますよね。
結論から言うと、自分で決算書を書くリソースを事業拡大に当てた方がいいと思います。
つまり、会計のプロである税理士さんに任せることがベターだと考えております。
そんな会社設立から5期迎えた体験から、税理士さんに任せる理由や方法について
まとめていきます。
法人税決算書はいつまでに出すのか?
▲法人税決算書は決算後2ヶ月以内が勝負!(法人税 申告書 書き方 初心者)
法人税決算は、決算月の2ヶ月以内に提出して納税しなくてはなりません。
例えばうちの会社(株式会社アニーレ)の場合は6月決算なので、6月までの会計処理をして決算書作成するまでが8月末まで。
つまり一年の総決算と決算書作成を2ヶ月ですることになります。
正直あっという間です…
業種にもよりますが、会計処理がきちりと終わるまでも私の感覚だと8月中旬。
株式会社アニーレは不動産賃貸経営以外の事業もあり、一部の部門で正確な数字の把握が難しく、決算後1ヶ月半はかかります。
決算期の前に急遽税理士さんって探せるの?間に合わない?
▲税理士さんってそんなすぐに探せるのか…?(法人税 申告書 書き方 初心者)
こう思った方も多いでしょう。方法によっては何とかなります。
私自身初の決算の時に、会社設立後顧問契約をしていた会計事務所とのお付き合いが難しいことがあり、半月で税理士さんを探し出し、新しい税理士さんと何とか初決算を終えました。
法人税申告書って何を書くの?自分で申告できるの?
▲法人税申告書はけっこう難しい(法人税 申告書 書き方 初心者)
法人税申告書は、法人税を支払う計算書と会社の決算書、会社の概要が一気にまとまった書類です。
不動産投資はもちろん、会社経営をして銀行とお付き合いをする中での必須書類が法人税申告書を含む決算書です。枚数にして50ページ近くあるでしょうか。
もちろん、会計の基礎が分かっていて日々の取引の仕訳ができ、法人税決算書を見慣れている人なら自分でもできると思います。
ただかれこれ5期の法人税決算書を見直してみると…
これだけの書類を用意するのに労力ってけっこうかかると思うんですよね。
何より法人税は個人事業の確定申告と違い、きっちりとした会計処理がなされていないといけないです。(もちろん個人事業もだけど…)
そこで、簿記3級の私の体感としては、色々と税務について聞ける相手ってのもデカイです。そのため、税理士さんにお任せはお金で買えない価値があると、毎年感じています。
もちろん、決算書を出す銀行も、税理士印(必ず作成税理士の欄がある)がある方が信頼を持てるでしょうし、税務署にはなおさらでしょう。
ここ最近はe-taxでの決算にもなりましたが、個人でそのためだけに機器を用意するのもなーって感じがしますよね。
税理士にお任せする場合の費用は高いの?
税理士さんが来所されるかしないか、自分で会計処理するかまるごとお願いするか。
そのあたりで費用はけっこう変わってきます。が、だいたいおよそ年間40~50万と言われています。
今お願いしている税理士さんの内訳はこんな感じ。
- 毎月の会計処理(会計ソフト入力、領収書のファイリング):約2万/月
- 年末調整と法定調書(年末年始に税務署に提出):5万/月
- 法人税申告書作成と提出(決算関連):10万/月
年間40万ですが、日々の会計処理の一切を任せられるのなら大切な必要経費だと思います。
ちなみに日々の相談は電話やメールです。来所は一年に一回、決算書を持って来てもらう。これなら双方負担はなくちょうどいいです。
領収書類はレターパックライトで送っています。
決算月終了後から法人税申告・納付までの大きな流れ
▲法人税決算書はけっこう難しい(法人税 申告書 書き方 初心者)
決算の月が終わってから法人税完了までの約2ヶ月、流れは大きく5つです。
- 一年分の領収書をすべて送る
- 集計漏れがないか確認(決算翌月、翌々月の入出金も調べる)
- 決算仕訳までしてもらい残高試算表ならびに決算内容の確認
- 法人税決算書の確認と税務署への提出
- 法人税額の納付(納付書を用意してもらい銀行で納付)
1.の領収書送付は言わずもがな早めに、です。
とは言え、決算期って意外とバタバタでいつもすみません状態です。。
とにかく決算期の正確な数字を把握するために、こまめに銀行口座を見たりします。会計処理を自社でするなら、会計ソフトへの入力を早急に!記帳の代行をしているなら急いで送ります。
同時に、該当年度に発生する売上や経費なのだけれど、年をまたいで受け取ったり支払うものを忘れないようにも気を付けます。
決算翌月に請求が来る費用も利用期間(発生)が今期のものならば今期の費用として、「未払金」という勘定科目を立てます。
そんなんでとにかく抜け漏れがないように注意する必要がありますよ。
2.が終わり税務書類を元に仕訳処理が完了すれば、会計ソフトでの自動処理で
一年分の残高試算表(貸借対照表や損益計算書の元)を出せます。
このあたり税理士さんにメールで送ってもらいますが、納税額もおよその見込が付いてくるんですね。その上でもう一度計上し損ねた経費がないかなどを確認していきます。
面白いもので残高試算表に数字になって表れると、計上し損ねた経費ってけっこうポロポロと出てくるもんです…
最終的に処理ミスがなければ、残高試算表から導き出せる貸借対照表(B/S)や損益計算書(P/L)が出てきます。
その数字を元に税理士さんが、法人決算書を作成。
決算書を確認後、同時に作成してもらった納付書を受け取り、税務署や金融機関で納付をします。
【法人税申告書の書き方】自分でできる?の体験によるまとめ
▲法人税決算書を仕上げるまでの材料集めが大変!(法人税 申告書 書き方 初心者)
よほど会計に慣れていない人の場合は一言に尽きます。お金を払ってでもプロにお願いするのも大切!
誰でもみんな時間は平等、24時間です。
法人を作る以上、利益は常に追求していく必要があります。
そんな経営は誰にも代わってもらえませんが、会計や税務の処理はプロがいます。プロにお願いするんです。
決算の直前に急遽新しい税理士さんを探すことにしましたが、その時出会えた税理士さんとは、長らくお付き合いができています。
急いで税理士さんを探す場合は、税理士さんが専属している税理士紹介エージェントが良いでしょう。自分が求める条件、希望を入れて連絡を待つだけですよ。
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