投資信託は「投資」なのか? 私が株式投資にこだわる理由
最近ネットをしていると、
投資信託を(ゴリゴリと…失礼!)勧めてくる記事をよく目にします。
そこでふと思い出したことです。
あまりこのブログでは触れていないのですが…
私は投資信託はしたことがありません。そのためもしかしたら、
投資信託にも大きなメリットがあって、
私がそれを理解していないだけなのかも(?)。
ただ私なりにお金について学ぶという視点で考えてみると、
株式投資ほどお金の勉強になるものはないのかなーと感じています。
そんな私の考えている「投資信託VS株式投資」論と、
忙しくて時間がない中での株式投資に有意義な情報(ツール)を
感想も交えながら書いておこうと思います。
私が投資信託をやらないたった一つのワケ
まず前提として書いておきたいのですが、この記事は
投資信託をしている人や投資信託に関連する人を
卑下したり非難する記事ではありません。
投資の仕方やスタンス、望むことは人それぞれです。
本業や事業にまるっきり注力をして、
お金の運用は誰か(何か)に任せるってのも、一つの選択肢かと。
ただ私が考える投資信託のたった一つのデメリットは、
もう書いた通りです。それは…
- 投資信託はお金を自分でコントロールするものではない
ってことです。
投資信託は色々な種類(ファンド)がありますが、
どのファンドを選び、毎月いくら預けていくかが選択の主力になります。
私が40年近くの人生で投資信託に触れたのはたった1回。
20代の頃に信託銀行の窓口で、投資に興味があると伝えてみました。
投資はいつかしないといけないとは、ぼんやりと考えていたからです。
すると窓口のお姉さんは、ファンドのパンフレットを3つほどくれました。
20代前半(?)の当時の私にとって、すごく心に刺さったファンドでした。
エルメスやヴィトンやグッチなどの海外ブランドに投資するファンド。
特にブランドが好きとか言ったワケではないのですが、おそらく
当時の年齢から食いつきそうなモノを紹介してくれたのですね。
この時思いました。投資信託のメリットってこれだな、と。
自分一人では投資できないものに投資できる。
これ面白そうだなーと思ったのです。
ところがよく読むと元本保証がないことと、
預けた上でただファンドの行方を
見守るしかないことが嫌になり、検討することをやめました。
その代わりその預け入れ候補のお金を、財形貯蓄に入れたのです。
毎月強制的に差し引かれる貯金です。これは強力でしたね。
後々に、30代で投資を始める軍資金となってくれました。
言ってしまえば、未来の自分に投資をしたのかもしれません。
世にファンドはかなりの数があるみたいですね。
確かに集まった金銭のボリュームや仕組みで、
自分一人では投資できないものに
お金を投下できるメリットはあるかと思います。
けれども結局のところ、ファンドの種類に詳しくなるだけかなーと。
そして預けたままコントロール不能になってしまった時に
運用者のせいにして、文句を散々言って終わってしまいそう…
失敗した時も、自分で反省しながらも再投資できるようなものの方が
心惹かれることに気付いたのです。
株式投資はなぜ色々な勉強になるのだろうか?
こんな20代の投資信託から月日が流れ…
株式投資は32歳の時に始めました。口座開設もドキドキもので…
あの時はとにかく、少額でもよいから体験してみることを重視しました。
投資していけば色々なことに興味もでてきますよね。
読んでみたい株式投資の本があれば読んでみる、
そこにあるファンダメンタルズも学んでみる。
(どっぷりハマり過ぎて、途中イヤになってしまいましたが…)
また少額投資と言っても本当に安くて、一銘柄数万円程度です。
何かあっても自分の活動に支障がない範囲で始めたのです。
それよりも口座開設して、買ってみたり売ってみる経験。
会社の決算書も、分からないながらも読んでみる経験。
このことから会計の知識も定着していったように思います。
何より株式投資家としての目線だけでなく、
上場企業のユーザー(消費者)でもあるってことも武器になりますね。
その2つの立場から魅力的な会社を嗅ぐ感性みたいなもの。
そういうのってやっぱり、株式投資をしないと身に付かないことも。
株をきっかけに、経済用語にもどんどん興味が出てきました。
そんな経験から私自身は、投資信託は一切やらず
株式投資を続けているのです。
忙しくて株式投資ができなくなる?の対策法
その後アベノミクスが始まる頃、今までのような独学では限界を感じ、
株式投資スクールで勉強を始めました。
株式投資スクールで学んで驚いた最大のことがありました。
それは…
株式投資で資産を増やし続けている人って、その人だけが手に入る
隠れた情報を元に投資をしているワケではないってこと。
当然と言えば当然ですけれどね…それってインサイダー取引だから…
そうではなく、誰でも触れられる公開情報をいかに整理して、
判断の材料にしていくかが習慣付いているから。継続できているから。
そのコツコツさやマメさに継続力が、
投資の結果に繋がっていくということが分かったのです。
要所要所で失敗もあると思います。
けれどもリカバリのできる失敗を繰り返しているだけ。
その失敗が糧になって、さらに大きく資産を伸ばしているんですね。
なんだ、それなら株式投資って続けたもの勝ちじゃんって。
それに一生続けられるものだとも実感したのです。早く始めてよかったって。
早く始めればそれだけ「経験」になりますもんね。
結局のところ、投資もビジネスも努力なしには
結果は出せないってことですね。
株式投資で使える情報収集のツールとは?
これを書いているのは2016年前半。
相場が荒れている時ですが、私自身はさほど心が荒れていません。
なぜなら、自分自身で銘柄を判断して株を持っているから。
それに余剰資金で投資をしているからです。
下がる時もあれば上がる時もあります。一つ一つを気にしていたら
心臓がいくつあっても足りません。
ただ一つ悩みがあるとすれば、株式投資に注力できる時間が減ること。
2016年4月以降は育児と仕事の両立で、
いわゆる自分の時間が限りなく減りそうなのです。
そんな中、質の良い情報を効率よく収集したいと思うようになりました。
そこで取り入れた新しい試みが、
会社四季報オンライン有料プランへの申込です。
ベーシックプランという月1,080円の会員になりました。
初月無料でお試しもできます。
会社四季報オンラインのベーシックプランに加入した理由
会社四季報は東洋経済新報社が発行する冊子。
株式投資家にとって中心的存在(バイブル?)です。
なぜなら東洋経済新報社の記者が上場企業への取材を重ね、
作り上げられた情報だから。歴史も相当ある冊子なんですね。
そのオンラインデータが、会社四季報オンライン。
表面的なニュースは無料でも読めますが、
会社自体のデータは有料会員のみが見れます。
会社四季報のデーターって、証券会社の口座でも見れるじゃない?
バカバカしいって思いません?
確かにそうなんですよね。たいていの証券会社の口座で見れます。
ただ、四季報記者独自取材による速報情報だったり、
時系列で業績の推移を見れるのはやっぱり、四季報オンラインのみ。
過去4冊分の四季報冊子をPDFで見れて月1,080円だったら
相当コスパがいいなーって思ったのです。
そして個人的に最終的な決め手だったのが、
銘柄登録もしやすく情報管理の一覧性に優れていること。
私自身株の投資は、3つの口座を使って運用しています。
そのため証券会社の口座サイトを一つ一つ見ればよいものの…
どうしても、「ここを見ればある程度状況判断できる」ツールというか、
もっと言えば
株式投資の中のホームになるようなページがほしいと思っていたのです。
四季報オンラインなら銘柄登録も簡単で、
銘柄登録時に取得価額と保有数を入力しておけば
保有銘柄の情報が一覧で見れます。
これは忙しい合間の株式投資に便利だなーと思い、
実際に重宝しております。
ちなみにこのブログのポリシー的に、
画面キャプチャも取ってご紹介したいところですが…
ユーザー規定に反するため今回は差し控えます。
一応一ヶ月無料でお試しできるので、初月1ヶ月で自分なりの
使い方を身に付けて、必要なければ解約でよいかと思われます。
会社四季報オンラインのデメリットとは?
四季報オンラインのデメリットがあるとすれば…
大きく2つでしょうか。
- 有料情報としての優位性はあるが、冊子の四季報よりは割高
- 人と違う目線の宝探し的な銘柄チェックには向かないかも
1.はそもそもだけれども、四季報も無視した無料の情報で
投資チャンスは見つけられる可能性もあるってことです。
ただ自分が投資できる時間も限られる以上、
四季報独自の情報をお金で買うって観点が、
四季報を使う理由にあたるかと。
そんな四季報でも3ヶ月に一度2,000円の冊子(年間8,000円)に比べると
月1,080円(年間12,960円)のウェブは、まあ多少割高になりますね。
2.に関しては、ウェブ上でのスクリーニングのように簡単にできる情報って
やっぱりみんな同じものの判断になり、
情報の優位性としては限界があるのかも。
そのため最初は冊子を定期購読して地道に銘柄探しをする方が。
宝物探し感がして面白く、こういう地道な作業で見つけた銘柄の方が
愛着みたいなものが違うように感じます。
株式投資を始めたばかりの人はとにかく1年は定期購読をしてみて
自分だからこその銘柄を探してからの方が、実力が付くように思います。
>>会社四季報冊子の利点と安くお得に定期購読する裏ワザ
投資信託をやらない理由と効率よく株式投資をするまとめ
かなり長くなったので、私なりの投資論をまとめてみます。
- 投資信託は人に預けるからこそ、より大きなものに投資できる(メリット)
- 投資信託はどのファンドに何口託すかの選択だけ(デメリット)
- 株式投資は意外と少額から始められて、投資の経験が身に付く
- 株式投資をきっかけに、会計や経済の知識が深まることも
- 株で資産を作る人も一般的な情報を整理分析して投資している
- 会社四季報の情報は多くの投資家も意識している高品質情報(ただし有料)
- 会社四季報オンラインなら忙しい人の銘柄探しにも向いている
- 会社四季報冊子での地道な銘柄探しこそ、実力を付ける第一歩かも
相当長くなりましたが、ここ最近取り組んだ株式投資についてまとめてみました。
株式投資も色々な手法があるけれど、中長期投資家の欲求としては、
業績が良くてこれからも伸びていく会社に投資をしたいってことかと。
こういう投資をしたい人は、
私が学んだスクールがピッタリかもしれませんね。
>>株式投資スクールで2年間学び続けて…価値ある5つのポイント