会社四季報がかなり使える!2014年秋号からの3ポイント
2013年末から株式投資スクールで勉強を始めました。
株式投資実践者から直接学べて、2年間受け続けられるスクール(セミナー)です。
株式投資スクール受講をきっかけに、今年から定期購読を始めた会社四季報ですが、
2014年9月中旬発売の2014年秋号(4集)でかなりバージョンアップしたようです。
バージョンアップ事項の説明は書籍前半に、
会社四季報の読み方と共に書かれています。
私自身が感動した新情報の追加点について、
お役立ち順に3点書いていきます。
1.会社情報内に比較会社(同業他社)が記載されるように
投資する株の財務諸表を見て、同業他社との比較が大事だとは学ぶのですが…
同業他社の銘柄探しが大変な会社ってありますよね。
2014年秋号からは会社情報の左、年次業績の上に追記されました。
私的にはこれが一番投資家として、心からありがたいと感じています。
バリュー株投資をすると、小さな会社が複数の事業をしていたりで。
同業がA社だったりB社だったり…比較してもよく分からなくなります。
中長期投資する上では当然に、同業他社を検討できない時点で株を買うのは
よくないことだとは思います。
しかし、会社四季報記者の知恵をお借りできると考えるとありがたいですよね。
会社四季報の記者が上場企業を担当する方法は確か、業種別だったと記憶しています。
1936年の創業以来、上場企業情報を見続けた会社四季報のデータベースを借りることで
銘柄探しがだいぶ楽になるなーと、個人的には感じました。
2.会社情報内に仕入先や取引先が記載!儲かる株を探せる
これも1.に続いて、ありがたい情報だなーと感じました。
会社四季報で銘柄探し(=株のカタログショッピング)をしている段階で、
どういう会社から仕入れてどういう企業(または個人)に販売をしているのかが
明確に分かります。
企業向け(BtoB)か、個人向け(BtoC)かで同業種でも
見るべきポイントが変わりますものね。
四季報にも書いていましたが、
ヒット商品の仕入会社を探す(補足:そして仕入先株で利益を出す)ってやり方も
以前より簡単になったかもなーと思います。
3.会社四季報独自予測と会社自身の売上見込を比較:有望銘柄先取り
会社四季報が独自に、上場企業の来期と再来期の見込売上を予測するんですね。
銘柄の横に「↑(増額)」「↓(減額)」など書いてある矢印とは別になんですけど。
会社予測に対して、四季報が強気な予測なのか、弱気なのかを
かわいらしい顔マークで明記してあります。
会社四季報の予測と会社自身の予測。どっちが正しいかは断言できません。
自分自身が考えていることと、周囲の人が自分を判断するのとは違うってのと同じですね。
どっちもどっち、両方正解だと思います。
ただ、気になるこんな記述がありました。会社四季報より抜粋します。
四季報が独自に増額した会社が、後から上方修正を
することがよくあります
上方修正とは売上や利益予測を、当初の予定より増やすことです。
会社四季報が、会社独自の予測よりも大幅に増額(↑)した会社が後になって
同じように売上予測を増やすという現象のことを書いています。確かにあるある!
ちなみに、かわいい顔マークは全銘柄ではありません。一部銘柄なのでご注意を。
パラパラ…とめくって、顔マークからチェックするって方法もアリだと思いました。
会社四季報で株式投資を成功させるコツ
株式投資スクールでは、株で成果を上げている人はみんなマメに
会社四季報をチェックしていて、発売日には利益を上げられるようにしているのだとか。
スクリーニングで銘柄選びをするのは簡単。けれど簡単な方法はみんなやっている。
人とは違う、地道な方法で投資判断を養うことが、
投資家としての第一歩だと学びました。
>>株式投資スクール公式ホームページへ
会社四季報は定期購読をすると、発売日前日に到着します。
株で成果を上げている人は必ず、前日のうちに徹夜してでも銘柄チェックして、
四季報発売日には利益取りをするようです。見習わなくては…