2015年の宅建試験の合格ラインと回答速報。合格に導くための秘訣も
2015年10月18日(日)お天気の良い休日。
宅建試験を受験してきました。
雨女のくせに、試験日やセミナー受講日だけはいっつも晴れなんですよね。
試験会場での緊張ショット、青空がキレイ@横浜
結果としては、例年通りの合格率から導き出される合格ラインならOK。
ところが急に合格者を絞り出されるようなことになれば、アウトな感じで
何だかモヤモヤな心持ちとなりました。
2012年の初回受験に引き続き、試験を終えた感想や立ち直り方、
合格ライン予測について集めた情報をまとめます。
宅建試験2015年(平成27年度)を受けた感想と直前取るべき学習方法
一言で言えば、「変態」な難しさでした。ちょうど宅建「士」になる年だっただけに、難しくなるという噂はありました。
ただね、民法とか完全に「変態」なんですよ。何を言っているかさっぱり分からない。妊娠中とは言え、こんなに勉強した私なのに…^^;
個数問題と呼ばれる、○やバツの設問数を回答するという当てずっぽうが通用しない問題も、2015年に急増しました。
宅建の学習対策は、とにかくテキストで概要を把握し、ひたすら過去問を解きました。LECの「ウォーク問」と呼ばれる過去問を、4週まわして問題を解き続けたのです。
2回(2週)までは???だらけでしたが、3週、4週目になってくると、
けっこう頭に知識が定着してきた感じがしました。
テキストはLECの講義のみ活用して、赤ペンガリガリしましたが…テキストは最低限に。とにかく問題集を解くということに気をつけてました。
ところで私は、権利関係が苦手。民法の条文とかねー
ああいう、ごちゃごちゃした言い回しや文章が嫌いなのよ。。
そんな人はもちろん、みんな全般的に。
直前期(ラスト1ヶ月)は、権利関係は深追いせずに
業法や制限に注力した方がよいとのアドバイスでしたよ。
そのため、民法や権利関係の勉強は途中で止めて
宅建業法と、制限・税・その他に注力。直前はこの暗記モノだけ。
この2セクションは、過去問をもう1~2回は繰り返して過去問を解き続けました。この2項目の過去問は、累計で5~6回です。
ただ、答えを暗記するというか、ただ○×を付けるのではなく…
なぜこの答えは○なのか、何で×なのかを、明確に答えられるように努めました。
強烈な眠気を感じたら(しょっちゅうだった…)、ブツブツ唱えながら眠気ざまし。
それでもダメなら立ち歩きの体制で、何とか学習継続。
受験勉強以来です、こんなの。
おかげで最後の方はもう過去問題集を、心から見飽きました…
そんな感じで、3年前とは全然違う心持ちとヤル気で臨んだ試験でした。
結果はどうであれ、これで最後と決めてましたし、何としても受からなきゃって。
2015年宅建士試験の難易度は?
そんな気合いで臨んだ当日は…
本試験は予想を遥かに上回る難しさだったのです!新傾向っつーのかしら?
権利関係は何を言ってるかも分からず、初めて見ることも目白押し!
受験生が満点目指して頑張る宅建業法は、
個数問題(○や×の選択肢の数を回答させる)のオンパレード!
私的には制限はともかく、税金が。。
勉強すらしていなかった贈与税とか出てきちゃったりして…
業法を見直そうにも個数問題ばかりだと、時間的に厳しかったりもして…
2015年唯一ラッキーだったのが…
意外と簡単と噂だった、5問免除の分野ぐらいでしょうか。
宅地建物取引士が、「士業」になって初の試験だった2015年。
難易度は少しずつ上がるだろう…と言われたものですが、
早々から急に難しくなったようです。
試験後の会場でもあまりの難しさに悲鳴トークをしている人たちが
けっこういらっしゃいました…当然私も、ですけど。
難易度について補足でまとめておきますね。やはり、2015年は難しい年だったようです。
年 | 合格点(合格点が低い=全体的に点数が低い→難易度「大」 |
2012年(H24 ) | 33点 |
2013年(H25) | 33点 |
2014年(H26 ) | 32点 |
2015年(H27) | 31点 ←ココ! |
2016年(H28 ) | 35点(←反動か?!) |
2017年(H29) | 35点 |
2018年(H30 ) | 37点(え…?!) |
宅建試験後のレック(LEC)の解答速報会の様子とメリット
その後、LECを教えてくれたお友達とのSNSメッセージのやり取りで、
LEC解答速報会ってものに行くことにしました。
向かったのはLECの新宿本校(エルタワー)です。
2012年の宅建は到底そんな気力もなかったし、不合格確実だったので
解答速報会たるものが初参加。
予約も申込もいらず、持ち物は筆記用具と試験問題だけです。
会場から直行でOKです。
ちなみに横浜で受験したため、開始時間までギリギリ…
写真は撮れませんでした。会場のエルタワーに行った時の写真をチラリ↓
会場にはギッシリの人が所狭しと解答速報を待っています。
気付くのが遅かったのですが、座席にマークシートが用意してありました。
自分の回答を書いて17時までに提出すると、
11月下旬に個別に郵送で、採点結果と解説が届くんですって。
権利関係の回答はさすがに…
情報の裏取りやら、論点が分かれるところらしくて結果出るのが遅め。
業法や制限・税・その他などの正解が明らかな分野や問題から、
回答が続々と出てきます。
机にあった回答一覧表に自分の本試験での回答と、速報回答をそれぞれ明記。
自己採点ができる仕組みになっていますよ。
回答速報の前半は制限なので、正解が多かったものの…
宅建業法でバカミスを繰り返してしまったために、途中だんだんと不正解が増え…
速報会開始1.5時間あたりから権利関係が出揃い出すと…
不正解がどんどん増えていく!!!
解答速報会が4時半開始でその後2時間(2.5H?)位すると、
全ての回答と、予想合格ラインが出てきました。
LECの解答速報会は31点プラスマイナス1。
私自身はこの合格ラインを大きく超えられなかったため、
一気に不安が押し寄せてきました(T_T)
とは言え、解答速報会は授業を受けていない人でも予約なしでふらりと立ち寄れること。少しでも早く回答を知りたい人にとっては、行く価値はアリだと思いますよ。
宅建2015の合格ラインの点数と、試験後の心持ち
LECの速報会後もネットで調べると、同じような資格スクール系や
宅建講師のブログなどで、合格ライン点数の推測値が出てきていました。
発表した予備校名 | 予想合格点 |
LEC | 31±1点 |
TAC | 31±1点 |
資格の大原 | 32±1点 |
日建学院 | 30±1点 |
拓明館 | 30点・31点 |
資格スクール大栄 | 31点 |
およそ31点がボーダーな感じでしょうか(結果→31点でした)。けれども、算出の条件が以下の通り。
昨年までと同様の合格率を前提とした場合の合格点
昨年までと同様の合格率とは、宅建の平均合格率15%前後って意味です。
宅建試験の合格ラインは過去10年間で、15~17%あたりをウロウロ。
合格率がちょうどそのラインになるように、合格点を決めるというプロセスらしい。
宅地建物取引士の「士」になって、その15%前後が急に!
合格率10%とかになったら…という声も一部あったため厳しさを感じました。
ただ試験後となれば、自分ではコントロール不可ですよね。
できるのはせいぜい神頼み位かな…?
それなら落ち込むだけ落ち込んで、この悔しさをバネに
次の目標を立てる方が健全な気がして来ました。
(ここまで立ち直るのに一晩かかりましたが…)
思うようにできなくて悔しく思うのは、自分が頑張った証拠だと思います。
ここで得た知識は結果がどうであっても、将来いつか役に立つはず。
投下した労力はもっと別の利益にすればいいんです。
合格発表までは、しばし忘れて…
逆にせっかく身についた学習グセを、他の知識習得に活かす。
そうしたら結果オーライかもって。そう思えるようになったのでした。
宅建士試験のために一番大切だったもの(後記)
合格点は31点。↑の予備校予想、当たっているところが多いですね。さすがでした。
その後毎年宅建時期に、こちらのページを訪れてくれる方が増えるため。記事を修正し、後記を書いておきました。
宅建士試験は、今まで一人で黙々と受けてきた資格試験(秘書検、簿記、語学系)と違い、「仲間」の存在が一番大きかったです。
最初お友達が宅建受験を決め、その後私達が夫婦でも受けることにしました。
お友達に教えてもらったLECの講座も活用し、一緒に勉強。
宅建ネタやグチを話せる環境があったことに、気持ち的にとても救われたように感じます。資格試験は一人で黙々と受けるよりも、仲間がいた方が断然いいですね!
私達が受講した講座はLECの宅建講座です。水野先生の授業がめちゃ面白かった!
直前駆け込みは、1985年から指導してきたLEC監修のテキストで。
過去問(ウォーク問)や直前講習で巻き返しも可能です。
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[…] 2015年の合格点は各種予備校の予想通り、31点でしたね。合格率は15.4%。 全国で24万人が申込をしたので、合格者は3.6万人でしょうか。 宅建取引士になったことで、合格率も下げられるというウワサもあったりして。 例年通りのままでいてくれたようで、私自身は助かりました… […]